今日の朝礼で、ゆーみん(大学生のアルバイトの女の子)が、茶道を題材に書かれた「森下典子 『日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ―』 | 新潮社」について話した。
日日是好日は映画化され、10月中旬に公開予定。著者の森下さん役を黒木華さんが、黒木さんが通う茶道教室の先生を樹木希林さんが演じる。
「最近、なにかとお茶が話題にあがるので、本屋で手にとってみた」らしい。なにかと話題にあげているのは、いつも私なのだけど。
ゆーみんの実家は鎌倉で、有名な寺の隣らしい。私が通う茶道教室の先生は、よく鎌倉のお茶会に参加されていて、他にもいろいろな茶道イベントやお茶会が鎌倉のあちこちで開かれているそう。
「そんなに恵まれた環境にいて、思わず『日日是好日』を手に取ってしまうんだったら、もうお茶を始めたら良いのに。」
軽くそう言ったけど、だんだんと申し訳ない気持ちがこみ上げてくる。
何かを始めるということは、たとえダラダラする時間であったとしても、何かを犠牲にするということ。
やったことのないことにもチャレンジ!というのは素晴らしいことだけど、限られた時間を好きなこと・興味のあることで埋め尽くす方が良いよなーっと。
私が茶道に出会ったときのように、きっとゆーみんにも、(お茶を始めるというのであれば)然るべきタイミングでお茶との出会いが訪れるでしょう!
茶道をしていると、こういう面白さがあるよ!という話は良いにしても、「やろうよ!」と気軽に薦めたことに後ろめたさを感じ、とうとうお昼休憩のときに我慢できなくなった。それで、「薦めたけど、しなくても良いからね」と言ったの。
好きで茶道を続けている私でさえ、あちこちのお茶会に誘われたり、おすすめの本を紹介されたりすると、疲れてしまう。
自分が良いと思うことを薦めるのではなく、相手にとって良いと思うことを薦めたい。
まあ、結局好きなもの薦めちゃうけど)^o^(
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