今日のこと。

ほとんど今日のことではありません。

初めてぶたれた夏のこと

中学生の時、卓球部だった。大好きな先輩が卓球部で、追いかけるように入部。そして、追いつきたい一心で練習した。全然強くはなれなかったけど、「頑張った」ってちゃんと言えるくらいは、打ち込んだと思う。
 
私の学年は女子部員が4名で、2年生の時にそのうち2人が辞めた。色々あった。そして、監督も辞めた。一気にいろんな人が去っていって、なかなか辛い1年だった。
 
不幸中の幸は、男子の監督が女子の練習も見てくれたこと。そして、最後の中総体で予選を突破し、県大会に出場できたこと。練習相手がいないので、男子と一緒に練習させてもらった。
 
 
そんな時、さらに嬉しい出来事が。
強豪校である中学校の監督が、練習に来ないかと誘ってくださったのだ。毎年団体戦・個人戦で優勝し、名門高校に特待で入っているような、強いチーム。すごく嬉しかった。
 
まずは、体育館での練習に参加し、その後遠征に参加し、合宿に参加した。
 
チームのみんなは、私が別の学校であるにもかかわらず本当に優しくしてくれて、アドバイスもくれた。監督の方針は「連帯責任」だったので、誰かが不甲斐ない試合をすると、全員が叱られた。
 
ある練習試合では、試合するに値しないから走れ!と言われ、グラウンドを30周(約10km)走らされた。
 
 
私はこの時、まさか本当に30周走るとは思っていなくて(対戦相手は体育館の中で待っているし!)、何周か走ったあたりで「その辺でいいぞ。しっかり反省して、戻れ」とかなんとか言われて、ストップがかかると思っていた。
 
だから、ストップ前提で走り続けていたのだが、なかなかストップがかからない。体育館の中から相手の監督が様子を伺いに来るだけで、結局私は最初の勢いそのままに、トップでゴールしてしまったのだ。自分でもびっくり。
 
 
全員が30周を走り終えた後、今度は走る様子に納得のいかない監督は、私たちを一列に並べ、端から順に頰を平手打ちしていった。
 
もちろん、誤算だったとはいえトップで走った私は監督の逆鱗には触れていなかっただろうが、連帯責任なのだ。
 
 
端に並んだ私が打(ぶ)たれた後、監督はもう一度みんなを叱って、私たちは練習試合に戻った。
そして、何事もないように試合を続け、みんなで車に乗り込み、ご飯を食べ、解散した。
 
 
 
これが、初めてぶたれた経験。
最高に楽しい夏だった。