約2年住んだ藤沢の家を退去した。
グリーンハイツという小さなアパートで、バス停まで歩いて3分とかからない、とにかく便利な家だった。
4月に夫のバンコク単身赴任が始まり呑気なひとり暮らしを送ってきたわけだが、ここで一旦実家に帰ることになり、この家ともお別れ。
この1週間はなんとも言えぬ寂しさで、意味もなく家のまわりを歩いてみたりもした。
家の裏にある御霊神社のお祭りが近づいていて、毎晩子どもたちのお囃子の練習が聞こえてくる。
日本人のDNAには、お囃子を聞くとワクワクする何かが組み込まれているに違いない。
子どもたちを指導するお父様方の白い法被(はっぴ)姿も非常にグッドである。
思えば、仕事を辞めてから男性とレジ以外で会話をしていない。これは非常にバッドで、私はこの1週間、絶え間なく我が家を訪れた引越し業者のお兄さんや不動産屋のお兄さん、さらにはレンタル家具引き取りのおじさん(パンチパーマでつぶらな瞳、色黒の50代後半)にまでドキドキしてしまう羽目に陥った。
異性との交流は定期的に、バランス良く行う方が健全である。(バチェラー・ジャパンを観れば一目瞭然)
そうそう。
我が家の家具・家電はほとんどがクロネコヤマトの2年間レンタルだったので、今回の引越しに伴う処分は冷蔵庫とテレビだけ。どちらも夫が大学時代から使っていた十年選手だったので、お役御免の良いタイミングだった。リサイクルショップで見積もりをとってもみたが、再販不可とのことで、やはり処分せざるをえなかった。
約2年の藤沢生活にぴったりの「2年レンタル」で、賢い選択だったと思う。
その他、リビングに置いていたソファーは妹に引き取ってもらい、マットレスや物干し竿は大型ごみで処分。
無地良品で購入したシーツや布団カバーは、無地良品の店舗でリサイクルにぽいっと出した。
それでも実家に送った荷物は、段ボール19箱。
19箱……( ̄▽ ̄)
タイでは「出来るだけ」と言わず、絶対に、絶対にモノを増やさないようにしよう。
絶対に、絶対に増やさない。
絶対に、絶対に。
( ̄▽ ̄)