今日のこと。

ほとんど今日のことではありません。

ひとり旅 〜伊勢原・大山 ①〜

最近、すっかりひとり旅に慣れてしまった。

手帳に適当に描いた、でたらめな神奈川県地図とにらめっこする。次は大山にしよう。

 

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せっかく住んでいるのだから、神奈川県全ての市を制覇しようと思い立ったのは、つい先日のこと。

益田ミリの『47都道府県 女ひとりで行ってみよう』を読んだことがきっかけだ。

 

この本は、益田ミリさんが47都道府県を旅した記録が書かれていて、「ただ行く」というのがコンセプト。

有名な観光地に行くとか、せっかく来たんだから名物を食べるとか、そういうことは考えず、ただ行くのだ。

 

47都道府県制覇は、私もいつか達成しようと思いつつ、まずはその予行練習として神奈川制覇に勤しんでいるというわけ。

 

でたらめながら、自分で地図を描いてみて、ようやく神奈川県の全貌が見えてきた。

 

すでに行ったところは赤色で塗りつぶしてみる。この地図を真っ赤にしよう!

 

 

本題に戻ると、今日は午前中に予防接種(右腕に1本、左腕に2本)を済ませ、伊勢原市へやってきた。初伊勢原だ。

 

小田急のウェブサイトで、「お得な切符」として紹介されていた「丹沢・大山フリーパス」。箱根フリーパスや江の島フリーパスと並んで売り出されているので、きっと有名であるに違いない。

 

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大山の途中までは、ケーブルカーで行けるらしい。頂上まで登るのはきついから、途中まで行ければ良いや。頂上はいつか、誰かと行こう。

 

小田急電鉄で伊勢原駅へ着くと、大山ケーブルカーまでのバスはすぐに見つかった。

平日だからか、車内はそれほど混んでいない。

 

4人組のおばさまたちが、右後方でワイワイやっている。

「年に1度くらいはこういう楽しみがないとね〜」「私はこの日のために、364日を耐え抜いているんだから」「はーっははははっはー(一同爆笑)」

 

おばさま方は、本当に元気だなあー。そう思うと同時に、お喋りがやまないおばさま方から透けて将来の自分が見える気がしてならない。

 

そうして、細い山道をバスはどんどん進んでいく。狭い一本道をバスで行くと、どうも長崎を思い出す。長崎のバスの運転スキルは、もっと世に出て評価されて良いのにと思う。

 

こういうことをずっと考えているので、ひとり旅でも退屈しない。

 

あっという間に、大山ケーブルカー駅に到着した。