今日のこと。

ほとんど今日のことではありません。

ホアヒンで語彙爆発!

息子が急に話し始めた。今までは、「ママ」「ナナ(バナナ)」「ワンワン」くらいだったのに、最近は「重い」「あっち」「カメ」「カエル」など、意思を伝えたり絵本に出てくるキャラクターを覚えたり、こんなに一気に話せるようになるものかと驚く。

 

先日読んだ『言葉をおぼえるしくみ』によると、こういう現象を「語彙爆発」というらしい。まさに、爆発! 近頃は "Hello." "Come on!" 果ては、"How do you do?" など、私が一度も使ったことのない言葉まで話し出したのでびっくり。

 

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先日、ホアヒンへ家族で旅行したときのこと。

 

息子が海を見て「うみ」と言うようになったので、今度は「波」を教えてあげようと、彼を抱えて腰ほどまで海に浸かった。

 

「これが波だよ」と、押しては寄せる波に身を委ね、波に揺られること約5分。良い勉強になっただろうとビーチへあがったところ、水着のポケットに入れていたホテルの部屋の鍵がない。海の中で揺られている間に、するりとどこかへ行ってしまったのだ。

 

ホテルに戻り、早速スペアキーを用意してもらう。どのくらい費用がかかるのかは、翌日のチェックアウトの時にならないとわからないらしい。その日の夕食は気もそぞろだった。

 

さて、翌日。会計を終えた夫が「鍵はいくらだったと思う?」と聞くので、「3,500バーツ(約14,000円)くらい?」と聞くと、「200バーツ(約800円)」と答えた。カードキーではないのに、ドアの鍵を交換することなく、どうやらスペアキーをつくるだけのよう。

こちらは費用が抑えられて良いのだが、次にこの部屋を使う人が、たまたま海で拾った鍵を使って誰かに開けられやしないかと心配になる。

 

朝食を腹一杯食べてふらんだ私のお腹を、息子がポンポンと叩きながら、「重い」と言った。「これは『重い』じゃなくて『大きい』だよ」と教える。そうして息子は、また一つ言葉を覚えたらしい。

 

果たして「波」は覚えたのだろうか。

息子に勉強させようと言いながら、200バーツの勉強代を払い、勉強したのは大人の方。海に入るときは、ポケットの中身を出さなければいけない。

 

何歳になっても、勉強は続く。