小学3年生のときの担任は、林田先生という若い男の先生だった。音楽の授業では、ピアノではなく、ギターを弾くタイプの先生だ。
林田先生は、毎月1曲歌を教えてくれた。
1月はスピッツの「チェリー」
2月はZARDの「負けないで」
3月はMr. Childrenの「終わりなき旅」というように。
私たちは、林田先生のギターに合わせて、帰りの会で毎日歌った。(帰りの会って懐かしい!)
みんなが一生懸命歌うから、隣のクラスにも、その隣のクラスにもきこえていたと思う。ひょっとすると、2階のフロア全体に響き渡っていたかも。そのくらい、みんな大きな声で歌ったし、私も大きな声で歌った。
スピッツの「チェリー」は、こう始まる。
君を忘れない 曲がりくねった道を行く
生まれたての太陽と 夢を渡る黄色い砂
この曲に、小学3年生で出会えて良かった。「負けないで」然り。「終わりなき旅」然り。
ちなみに、「曲」という字は小学3年生で習う。
「ま-がる」や「きょく」と読む。
私はずっと、こう歌っていた。
きみをわすれない きょくがりくねったみちをゆく
どうりでみんなとテンポが合わないわけだ。
今はちゃんと読めるようになりました。
カラオケでもいつも歌っています。
林田先生、懐かしいなー。