部屋を整理していたら、2冊のトラベラーズノートが出てきた。1冊は結婚式の招待客や費用をまとめたもの、もう1冊は新婚旅行のスケジュールや日記を記録したものだった。
特に面白いハプニングが起きたわけでもないが、新婚旅行の日記から一部を転記しよう。
12月11日
飛行機での長旅を終え、ローマの空港に到着。
駅が隣接しており、ローマの中心となるテルミに駅まで1本で行くことができる。
チケットは事前に自販機で購入し、乗る前にホームの機械で打刻する必要がある。
優しい美人のお姉さんがだこくの方法を教えてくれるも、警戒心むき出しの私たち。
無事テルミニ駅に着くと、タクシーを見つけて、今回の旅の拠点となるホテルへ向かう。
チェックイン時に部屋をグレードアップしてくれたことを聞き、期待するが、普通だった。
スリッパもパジャマも持参していない夫は、これからの8日間、下着姿で過ごすことになる。
立地はよく、トレヴィの泉まで歩いて行けるということで、夜に散歩に出かけた。
比較的人は少ない方なのだろうが、それでも多くの観光客でにぎわっていた。
お腹が空いたので近くのお店を探すも、結局マクドナルドで落ち着く。
しかし、ローマのマクドナルドは世界一まずいと断言できるほど悲惨なものだった。
ある意味で良い体験だった。