今日のこと。

ほとんど今日のことではありません。

捨てられなかったエロ本

すっかり「在宅」が得意になってしまった。というか、外出が苦手になってしまったという方が正しいか。

 

友人がNetflixを解約したというので、なぜかと聞いたら「ネトフリ廃人になったから」だという。

 

何それと思っていたが、私もそれに片足を突っ込んでいるという自覚が芽生えてきたので恐ろしい。そう、在宅は恐ろしい。Netflixはもっと恐ろしいのだ。

 

Netflixといえば、バンコクの駅に『Sex Education』の大きなポスターが貼ってある。流行っているのだろうか。

 

先週、『愛の不時着』全16話を2日半で見終えたので(うち、1日は寝ていない)、早速今週から『Sex Education』を見始めた。

 

と言っても、まだ1話を見終えたところ。感想など書けるほどでもないのだが、ドラマの中で散らばっているエロ本を見て思い出したことがあるので書いておこう。

 

それは、大学受験を控えた高校3年生のとき。

家がケーキ屋さんという友人がいて、よく彼の家に勉強しに行っていた。メンバーは入れ替わるが大体は4人。

 

その日も放課後に彼の家に行き、閉店後のケーキ屋さんで日本史を勉強していた。2〜3時間が経った頃、おばちゃんがチーズケーキを持ってきてくれて、休憩中の雑談が始まったのだが、友人のひとりが「漫画を母親に捨てられた」という。

 

聞けば、勉強をしないから、見かねた母親が本棚の漫画を全部どこかにやってしまったらしい。

 

ただ、悲しいことに、エロ本だけはすっからかんの本棚に残されていたそう。

 

母親の「これだけは取り上げないでおこう」という優しさなのか、「見つけたわよ」の合図なのか。

 

本当に怖いのは、自分を怠惰にさせる在宅でもNetflixでもない。

母親なのだ。