今日のこと。

ほとんど今日のことではありません。

蓮井幹生写真展「とんがった杜氏たち」

少し前の話になるが、7月22日に初めて大磯へ行った。「大磯ロングビーチ」で有名な、あの大磯だ。(私が大磯ロングビーチを知ったのは去年だが)

 

目的は写真家である蓮井幹生さんの写真展(と、堀さんに会うため)。

大磯の「今古今(こんここん)」というカフェが併設されたアートギャラリーで開催され、蓮井さんが鹿児島や宮崎など九州にある7つの焼酎蔵へ赴き、焼酎をつくる過程や働く人々をおさめた写真がずらりと並んでいた。

 

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どの写真も白黒でかっこいい。つくり手(杜氏というらしい)の方々の焼酎づくりに対する熱意や誇りが伝わってくる。

 

ギャラリーには、写真はもちろん、焼酎やそれに合う酒器も飾られていて、蓮井さんと杜氏さん3名のトークショーも行われた。

さらにトークショーの後には今古今のおいしい料理と何種類もの焼酎が振る舞われ、「なんじゃこりゃ」レベルで楽しい写真展だった。

 

蓮井さんは写真を撮りながら各焼酎蔵の杜氏さんたちをインタビューしていて、その内容を冊子にまとめていた。このインタビューがとても面白く、注文したら送ってくださるとのこと。

 

注文リストが見当たらなかったのだが、芳名帳だと思って名前を書いた紙がなんと注文リストだったという幸運のおかげで、この度無事お手製インタビュー集をゲットすることができた。やったー!(事前にマネージャーさんから「送っても良いですか?」の確認ありです)

 

1つのことを探求して、極めている人の格好良さたるや! 自ら焼酎業界に飛び込んだ人もいれば、焼酎蔵の家に生まれて葛藤の末に蔵を継いでいる人もいて、ドラマがあるなーと思うのです。

 

トークショーでも、生い立ちや焼酎をつくるに至った経緯などが聞けて面白かった。聞くと、日本に約300ある焼酎蔵の大半は南九州にあるのだとか。鹿児島にある蔵元の数は、なんと100以上。日本の焼酎蔵の3分の1が集結している! 

 

鹿児島でつくる芋焼酎の原料は、もちろん芋なのだが、米が育たない痩けた土地で生まれた、この土地ならではの「究極のローカライズ」なのだと杜氏のひとりが言っていた。

 

以来、ちょっぴり焼酎に興味が湧いている。つくり手が見えると、一気に美味しさが増すのは気のせいじゃないはず。

 

お酒は本当においしいと思う。

 

そうそう。最近ようやく長年の謎が解明した。

同じ量のお酒を飲んで、ベロベロに酔っ払うときもあればどんどん頭が冴えるときもあって、これはなぜだろうかと、ずっとずっと謎だった。

 

funnyなときはすぐに酔っ払って、interestingなときは冴えるのだ。どちらもおもしろい飲みの席なのだけど全然違う。

共通しているのは、ひとりで乗る帰りの電車が最高に幸せなのと、その日の深夜に関節痛で目が覚めること(体質です)。

 

お酒を飲む日は、同じ量の水とビタミンをガブガブ摂取するに限るね!

 

あー、楽しく飲みたい!