今日のこと。

ほとんど今日のことではありません。

鳩の親にはなれませぬ

ずっと見て見ぬふりをしていたが、やはり、うちのベランダには鳩が巣をつくっていた。しかも、卵を2つうんでいる。

 

それが分かったのは、エアコンの清掃をお願いした時。私が住んでいるバンコクのコンドミニアムは、オーナーが半年に一度エアコンを清掃するようにというルールを設けている。(費用はオーナーもち)

 

そこで、業者さんにお願いして清掃してもらったところ、男性スタッフのひとりが私にスマホを差し出した。見ると、卵が巣に2つ並んだ写真だった。

 

私は「これは、どうしたら良いですか」と聞くと、「このコンドミニアムのスタッフに言ってみて」と言われたので、すぐに2階へおりて、スタッフに事情を説明した。

 

スタッフはすぐにその場で指示を出してくれたが、私はなかなかタイ語を理解できなかったので、ひとまず部屋に来てくれることになった。

 

部屋へ来ると、今度は清掃のスタッフが、先ほどの写真をコンドミニアムのスタッフに見せ、私の代わりに事情を説明してくれた。

 

事情を理解したコンドミニアムのスタッフは、私にタイ語で今後の対応を説明してくれた。しかし、私は理解できないので、iPhoneの翻訳機能をつかうことに。

 

まずは「卵が2つあります。今駆除してしまうと、雛は死んでしまうので、生まれて巣立つまで待ちましょう」と言われた。

 

続けて、「巣立ったら、また私が来て清掃します」とのこと。

 

「では、私は(定期的に、巣立ったかどうか)鳩の雛を見ておいたら良いですか」と質問すると、「いえ、その必要はありません。雛は母親に見てもらいましょう」と言われた。

 

ああ、やはりGoogle翻訳では伝わらないこともまだまだあるなと思いながら、私は「そうですね。母親に見てもらいましょう」と言った。

 

まもなく帰国に伴い引っ越すのだが、とんでもない置き土産をつくってしまった。

 

人間にとって、「立つ鳥跡を濁さず」とは難しい。我が家の鳩さんたちには、できるだけきれいに巣立ってほしいものです。