3月末に、同じコンドミニアム内の8階から4階に引っ越した。前の部屋は2人で住むには少し狭かったので、新居は広くなって最高ハッピー!
部屋のお世話をしてくれる不動産屋の担当者は、ナンシーさんという若いタイ人の女性で、いつも「thank you na ka」というように英語とタイ語をミックスして話す。
語尾に「カー(女性)」をつけると丁寧な言い方になるため、丁寧さを出したいときにタイ人は文章の最後に「カー」もしくは「カップ/クラップ(男性)」をつけるのだ。
先日参加した旦那の会社の食事会では、「乾杯カップ」と言っていてなんだかほっこり。私も「乾杯カ〜」使ってみよっと。
ナンシーさんはすごく仕事が丁寧で、いつも私たちのことを気にかけてくれる。Wi-Fiが2日に1回のペースで壊れたときも、嫌な顔ひとつせず対応してくれた。
しかし引っ越しのとき、優しいナンシーさんの表情が険しくなる事件が発生した。8階の部屋に備え付けられていた金庫の鍵を、私たちがなくしてしまったのだ。
私たちは金庫を一切使わなかったので、クローゼットの奥にしまい込んでいた。鍵もどこかにやってしまったのか、いくら探しても見つからない。どうにかこじ開けようにも頑丈な金庫なので開けられず(当たり前)、賠償するなら高くつくだろうと落ち込んでいた。
ところが、先日この難題はあっさり解決。
ナンシーさんが「何かが金庫の中にある気がする。きっと鍵だと思う」というマジカルイリュージョンなことを言い出したのだ。ある気がするって、どういう勘なのかわからないが、それはきっと鍵なのだと言う。
そういうわけで、鍵紛失事件はナンシーさんの「予感」で収束した。
そんなんで良いのだろうか(良いわけないよね)。
「そんな気がする」で収束させる手法、私もいつか使ってみよっと。
皆さまもぜひ。