ブログを始めてから、いろんな人が連絡をくれる。「あの話は、あの人のこと?」とか、「私のことも、いつか書いて」とか。
今日ポストを見ると、いつものように前働いていた会社の同期から手紙がきていた。中には「ラブレターはこんな感じで折られてた?」と、台形に折ったルーズリーフが入っている。思わず笑った。
ラブレターのことを書いた記事は、こちら。
たしかに学生のとき、こんな折り方流行ったな〜。でも、こんな綺麗じゃなかったんだよ。彼はきっとこれを目指して折ったんだろうけど、途中からすごい世界に突入して戻ってこれなくなった、そんな折り方だった。だから、もう誰にも(彼自身にも)再現できないのです。
私はプレゼントするのが好きだ。買い物をしていると、「これ、あの子にあげたら喜ぶかな」と考えてしまう。誕生日になると、それはそれは、たんまりと、買い込んでしまう。喜んでもらえなくても別に良い。自分が楽しいから。お返しがないこともある。でも、別に構わない。自分が楽しいから。
9月に参加した茶道合宿で、先生がこんなことを言っていた。
「おもてなしは、亭主7割客3割だ」と。
相手のために、という気持ちは大切だが、自分を犠牲にすると身がもたない。喜んでもらえなかったり、見返りがなかったりすると、「こんなに頑張ったのに!」と相手を責めてしまう。
まずは、自分が7割楽しむ気持ちで。自分が楽しまないと、本当のおもてなしとは言えないのだ。仕事でも、きっとそう。まずは自分が楽しまないと、お客さんもきっと楽しくない。うんうん。メモメモ。
しかし最近、自分本位なプレゼントを贈るのはやめた。貰って困る、というのが、わかるようになったから。そして、お金をかけなくても嬉しい贈り物がたくさんあると知ったから。
ラブレターを折ってくれたのも、そう。「お!読んでくれてるんだ」と、嬉しい贈り物だった。このラブレターを折っているとき、彼女は7割分楽しんでくれたかな。貰った私が相当楽しんだから、7割楽しむとなると、「躍り狂う」くらいになりそうだ。
しまちゃん、ありがとう!