今日のこと。

ほとんど今日のことではありません。

短いスカートは、もう穿けない

大学生のとき、キャンパスで警察官の知り合いとすれ違った。友達というほどではない、知り合い。私が一夏だけバスケ部のマネージャーっぽいことをしていたチームの一人で、元彼の友達だ。

 

私はそのとき、彼の捜査?に協力したので、別の日にモスバーガーをご馳走してくれた。

 

「なんで別れたの?」という話に始まり、仕事のことを教えてくれたかと思いきや、まつげを瞼に挟むという謎の特技を披露しだし、それができるようになった経緯までもしっかり説明してくれた。

 

「話すときは、相手の目を見なさい」と言われて育ったが、反り返るまつげが痛々しい彼の白目と目を合わせるなんて、至難の技だ。

 

「目を合わせたところで、白目ではこちらを確認できないだろう。いやしかし、釘付けになるには十分にインパクトがある。この一発芸で、多くの危機を乗り越えていくのだろう……」そんなことを思いながら、温かい目で見守ったことを覚えている。

 

彼は、すごく賢い。魚釣りばかりしていたのに、スルッと警察官になる(しかも好成績で)、そんな人。

 

「『仕事ができる人』ってどういう人だと思う?」と聞いたとき、うーん……と悩みながら、「言葉が正確な人」と言った。

 

警察官は、迅速に、的確に、指示を出すことが大事らしい。だから、言葉が曖昧だったり信頼できなかったりするのはいけない、と。

 

仕事ができるといえば、気が利くとか、レスポンスが早いとか、そういうことしか浮かばなかったので、目からウロコだった。

 

端的に、的確に表す、というのはむずかしい。最近、それを痛切に感じる。ダラダラ話しを続けるのも良くないし、説明が足りずに理解できないのも困る。うーん、むずかしい。

 

会社ではよく、結婚式のスピーチの話になる。どの結婚式にも、感動的な潔いスピーチをする人と、そうでない人がいるものだ。上司に頼むというのが一般的なので、上司が上手かどうかは運。どうしようもない。

 

「スカートとスピーチは、短い方がいい」という言葉があるらしい。(とても有名らしい)

もう短いスカートははけないから、せめてスピーチは短くしよう。