最近、味噌汁の匂い(出汁の方かも)で吐き気を催すので、夫の分だけインスタント味噌汁を用意するようにしている。私は、あったかくて優しい薄味の大根の煮物が食べたくなったので、「大根 煮物 優しい味」と検索して出てきたクラシルのレシピで朝から大根を煮ることにした。
米のとぎ汁で煮ようとわざわざ夜ご飯分の米を研いだのに、いつもの要領で研いだ水を全部捨ててしまう。何のために今、米を研いだんだろうとガッカリ。
大根に火を通している間、神戸に住む叔母から連絡がきた。それは生まれたばかりの従姉妹(私と歳の差29歳! どっひゃー!)が使う布おむつを紹介する動画で、使い方や汚れたときの洗い方などを説明してくれた。撮影者もこれまた私の可愛い従兄弟で、小学校3年生くらいだろうか。ヨーグルトをうんちに見立て、「汚れはここでキャッチするから、布は汚れません!」と見せてくれた。
本当は朝からプラカノン市場に行って、野菜をたんまり買い込もうと思ったのだけど、なんだか雨が降りそうな天気なのでやめた。もう乾季入りしたと聞いたのだが、半信半疑でいる。
昨日の夜は、1ヶ月ぶりに歯列矯正のワイヤーを調整しに行った。タイ人の歯科医師は、見た目も声も中井貴一そっくりで、年齢だけほんの少し先生の方が年上だろうか。歯科医師である上に日本語も堪能で、どちらか一つでも身につければすごいスキルなのに、その両方を習得したとは素晴らしいなあと、通うたびに感じる。
そして、通うたびに「バッグは前の方に持ってね。危ないから気をつけてね」と気遣ってくれる。優しい先生だ。
バンコクには日本の書籍を扱う古本屋さんがあって、おかげで日本の小説や雑誌をタイでも安く手に入れることができる。紀伊國屋などは日本で買うのの何割増しか高くなっているし、電子書籍にも一度手を出したけど、どうもスマホ画面で読むのは好きじゃない。
何ヶ月かに一度、古本屋が全て半額というセールをやるので、そのときに小説やタイ語の勉強に使える本などを一気に買って、それを次のセールまで少しずつ読むのが定番だ。
前回の購入時、私は原田マハさんにどハマりしていて、購入した本のほとんどが原田マハさんの小説だった。
昨日頼まれたことを昨日のうちに終わらせたので、今日はどこか出かけて本を読もう。最近ずっと家から出ていなかったので、運動も兼ねて歩いて外出することにした。
先日雷に打たれて折れた隣の庭の木は、大袈裟なくらいに補強され、逆にその補強が目立って木とは全然別のオブジェみたいになっている。
家を出てすぐ、コンドミニアムのお掃除などを担当しているベテランスタッフさん(60代くらいの女性)から呼び止められ、「ビタミンを摂りなさい」と念を押された。これで2度目だ。
彼女は以前にも私を急に呼び止め(いつも遠い向こうの方から呼び止める)、「あなた妊娠しているでしょう?」と言ってきた。私はタイ語が分からなかったので、そのときは笑って会釈したのだけど、以来、「ビタミンを摂りなさい」と気を遣ってくれている。いずれにしても、ビタミンは大切なので、その言葉はありがたく受け取った。
その後、味がしみた頃に大根の煮物を食べてみたが、思っていたのと全然違った。
だから、これは全部夫の夕飯のおかずにした。