今日のこと。

ほとんど今日のことではありません。

読書の記録から

私は書くことが好きで、このブログも始めてもうすぐ4年が経つらしいが(今朝はてなブログから、そういうメールが届いた)、このブログ以外にも手元にいくつかノートがあり、日記やら育児の記録やら美味しかったレシピやらを書いている。

 

その中の一つに読書ノートがあり、気が向いたときに忘れたくないなと思う文などを書き写している。

 

今日、そのノートをパラパラとめくっていたら、今の自分にグサッとくる文章が書いてあったので紹介しよう。

 

ホームシックというものがある。これは一時、人生から降りている状態である。今の、この生活は、仮の生活である、という気持ち。日本に帰った時にこそ、本当の生活が始まるのだ、という気持ちである。

勇気を奮い起こさねばならぬのは、この時である。人生から降りてはいけないのだ。成程言葉が不自由であるかも知れぬ。孤独であるかも知れぬ。しかし、それを仮の生活だといい逃れてしまってはいけない。

それが、現実であると受け止めた時に、外国生活は、初めて意味を持って来る、と思われるのです。

『ヨーロッパ退屈日記』(p.96)

 

ホームシックではないけれど、孤独を感じる毎日だし、言われてみれば、確かに「今は仮の生活だ」と思っていた。厳しいメッセージだなと思うけど、今勇気を奮い起こさないといけないのだなと思う。

 

こうやっていつかの自分が書き留めていたメモに励まされるのだから、面白い。

 

頑張ろうっと。