バンコクでは、3月18日あたりからスーパーや薬局などを除くお店やデパート、学校が一斉に休みになった。私が通うタイ語学校も4月19日まで休校になり、20日に再開できるかも未定だ。
18日の朝、いつも通り学校へ行くと、ドアを開けた瞬間に「帰ってもいいよ」と言われたのでびっくり。事前に連絡してくれないところ、さすがタイ。嫌いじゃない。
ただ、入学手続きで記入したメールアドレスは一体いつ使うんだろうとは思ったけど。
今は、感染したらいろんな人に迷惑がかかるので、食材の買い出し以外は外出しないようにしている。
時間がたっぷりあるので、書けていなかった手紙の返事を書いたのだが、国際郵便のサービスがストップしているので投函できず……出せるようになる頃には、内容をマイナーチェンジしないといけないだろう。(そのまま出すけどね)
出せないのはもちろん、届かないのもとっても残念。時間が経っても無事届きますように。なんならこのお休み中に8階から4階に引っ越ししちゃったから、ますます心配……ちゃんと届きますように!
手紙といえば、小学校6年生の時に算数の先生のお嬢さんと一時期文通していたことを思い出した。
急に先生から呼び出され、「娘が野中さんに手紙を書いたから受け取ってくれないかな」と言われたのだ。
聞くと、その前の週末に職員室のごみ箱に花束が捨てられていたのを先生が見つけ、家に持って帰ったそう。さすがに家族にごみ箱を漁ったとはいえず、咄嗟についた嘘が、なぜか「野中さんがくれた」だったらしい。
手紙を読むと「きれいなお花をありがとうございます」と書かれてあったので、「気に入ってもらえたなら嬉しいです」と返事を書いた。
その後何回かやりとりをして、いつの間にか自然消滅してしまったな。
そういう自然消滅した文通相手がたくさんいる。
急に商店街で話しかけられた隣の中学校の子と住所を教え合って文通を始めたり。まだその頃は携帯電話も持っていなかったし、LINEのIDを教えるみたいに住所を教え合っていた。
今でもその子の実家が引っ越していなかったら、きっと手紙は届くだろう。
改めて、不動産って本当に不動だなと思った。(当たり前)