一時帰国してから、1ヶ月が経った。
年末年始に諫早の商店街を歩いていると、母校の制服を着た高校生が自転車をおしていて、昔の自分を見ているようで懐かしい。
今日からセンター試験(名前が変わったっけ?)なので、きっと朝には応援メッセージが書かれた横断幕をもった生徒たちがずらりと道路に並ぶだろう。ああ、懐かしい。
私はというと、この2ヶ月ちょっとの間に体重が6キロ増えた。
先日、帰国後初めて日本の産婦人科で検診を受けたのだが、お医者さんに笑顔で「体重が結構上の方まできていますね」と言われ、出産時の理想体重は今の体重プラス1キロだと言われた。
お腹の赤ちゃんの推定体重は現在1,100gらしいので、あと2キロくらい増えるとすると、私は最低でも1キロ痩せなければいけない。やれやれ。
そういうわけで、最近はできるだけ外に出て歩くようにしている。
だいたいは、川沿いを歩いて諫早公園の山を登り、大きなくすのきがある頂上で本を読みながら休憩し、神社に寄って安産を祈願するという流れ。
途中に図書館があるので、高校生以来久しぶりに通っている。
この図書館も、大学受験前に毎日のように通った場所で、休憩がてら外に出かける時に持ち物を全て机の上に置いておいても一切盗難の心配がないという治安の良さが気に入っていた。(このスタイルに慣れきっていたため、イタリアで同じようにバッグで場所取りをして秒で盗まれたという苦い経験もある)
今日は『オードリー・タン デジタルとAIの未来を語る』という新刊を借り、アーケードにある「カキュー」という喫茶店に寄って読んできた。
この喫茶店は、高校の合格発表の日に母と行った思い出の場所だ。
私は高校受験の日、母に「朝食は豆腐とわかめのお味噌汁が良い」と言ったのだが、父も受験の日に同じことを祖母に言ったらしい。親子だね。
ちなみに、この本面白かったです。
このカキューという喫茶店、居心地がとても良い。それで最近は散歩の途中頻繁に立ち寄っているのだが、いつもケーキセットを頼むので、歩いた分のカロリーがしっかり補給されてしまい、思うように減量しない。
私が家でご飯をおかわりしたりスイーツを食べようとしたりすると、決まって妹たちからストップがかかるのだが、正直なところ、私のなかに理想体重でおさめようという気持ちは一切なく、数キロはみ出したって良いじゃないと開き直っている。
タスニーさんのお姉さんは、25キロ太ったと言っていたし。
ちなみに私の母は、ダイエットしようと誓った日の夜に隠れてお風呂場でお饅頭を食べていた。こっちもこっちで、親子だね。
と、こういう感じで私は元気に過ごしています。