今日のこと。

ほとんど今日のことではありません。

美容師さん曰く

夏といっても、タイは年中夏のようなものなのだけど、9月に大学時代の友人が遊びに来てくれて、夏の思い出ができました。

 

会うのはいつぶりだろうか。1年ぶりくらいかな。あまり久しぶりという感じでもないので、会っても、近況などはいつも通り割愛です。

 

最近の推しやオススメの家具・家電、それから彼女は交換留学でチェンマイ大学に通っていた経験があるので、お互いが感じるタイあるあるなどを楽しく語り合いました。

 

そもそも彼女がなぜこのタイミングで来てくれたかというと、わたくしの本帰国が決まったからで、11月頃には日本へ帰ります。

 

引っ越しやら保活やら、大変だよね。でも、何から手をつければ良いのか分からず、今のところノータッチ。時間ばかりが過ぎています。大丈夫かな。

 

帰ったら、きっといろんな人からタイのことを聞かれるだろうと思ったので、その回答を今から準備しておいた方が良いだろう。そういうわけで、エラワンミュージアムなどを観光しながら、友人と一緒に、「タイあるある」を思い返してみたわけです。

 

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(↑こちらはエラワンミュージアム。え、どこ?というような、あまりメジャーではない観光地ですが、友人は帰国する前に「エラワンミュージアム、1番楽しかったかも…」と言っていました。私もすごく楽しかった! とはいえ、初めてタイに来る方は、ワット・ポーなど、もっと有名な観光地に行かれた方が良いと思います)

 

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話は戻り、タイ生活を振り返っての質問にどう答えるかという話ですが、これってとても難しいのよね。慣れてしまったので。

 

それで先日、自分の感覚を信用できないのなら、誰か他の人に聞いてみようと思い、いつも行っている美容室のオーナーさんに「タイってどんな感じですか」と聞いてみました。彼はタイ人女性と結婚していて、かつ、日頃からタイ人スタッフと働いているので、タイ、特にタイ人について私よりも詳しいのです。

 

美容師さんいわく、タイ人女性は気が強い。怒ると怖い。夫婦喧嘩をすると、飼っているお魚ちゃんの水槽に「洗剤入れるぞ!」と脅されるので、必ずこちらが降参しなければいけないのだそう。弱み、握られていますねえ。あまりに怖いので、絶対に、絶対に、不倫なんてしないし、しようとも思わないし、絶対、絶対、したら殺されると言っていました。そのくらいビビってくれたら、奥さん、ある意味安心かもね。

 

そして、後先考えない。これは主に金銭面のことだけど、給料が入ったらすぐに使っちゃう。給料日前にお金がなくて大変!となるので、給料日を月に2回に分けているのだそう。月2に分けることで、飛ぶスタッフも減るんだって。「まとめて1ヶ月分を渡すと、給料日翌日に飛んでしまうけど、2回に分けることで飛ぶタイミングが掴みづらくなるんですよね」と笑いながら説明してくれて、ああ、苦労されてるなと、その笑顔に胸が苦しくなりました。

 

美容師さん、大変大変と言いながらも、全部笑い話に変えていて、こういうたくましい方が海外で生き残ってゆくのだなと実感。

 

スタッフは女性が多いので、ちょっとしたことですぐに喧嘩が始まって大変。バックヤードで殴り合いの喧嘩が始まるので、お客さんに「少々お待ちください」と笑顔で伝えて、喧嘩を仲裁し、何事もなかったかのように戻ったことも少なくないと言っていました。

 

ちなみに、「営業時間に、店内で喧嘩するのはやめよう」とたしなめたところ、彼女たちは営業時間後に店の近くのショッピングモールで決闘の続きを再開していたそうで、美容師さんはその様子ををたまたま見て驚いたと言っていました。スタッフさんたち、一応オーナーの言いつけは守るのね。営業時間外、店の外。問題ないでしょう。

 

あとは、タイの道路ってすぐに冠水しますよね。雨が降ると水路が溢れます。大雨になると道路が川になり、そこをビュンビュン車が走るので、乗っているとスプラッシュマウンテンか?と思うほど。一度や二度ならアトラクション的な楽しさもあるでしょうが、それが日常となると話は別で。

 

私が通っている美容室は2階にあるのだけど、大雨が降ると、建物の前の通りはお尻の高さくらいまで冠水するのだそう。階段を降りて、門のあたりで「パンツが濡れちゃう」らしいです。それで、最近はゴムボートの購入を検討中だとかで、雨の日に、ゴムボートを漕いで帰る美容師さんたちを想像すると、やはりタイの日常はハードモードだなと思いました。ちなみに、我が家はそこまで冠水しないエリアなので、今のところパンツは無事です。冠水すると、地下に暮らす虫やら動物やらが地上に出てくるので、それが一番嫌だと言っていました。美容室の目の前を、ヘビがスーッと泳いでいくのを見ると、「帰りたくないな」と思うらしい。その気持ちはわかります。

 

あとは、「タンブン」という文化について。上座部仏教の教えが根付いているタイでは、「徳を積む」というのが大切な行動指針のひとつなのです。が、美容師さんいわく、タイ人の奥さんは、寄付など何か良い行い(=徳を積む行為)をすると、すぐにその足で宝くじを買いに行くらしい。

 

徳を積む、とは? 私たちの理解では、死んだ後に極楽浄土に行くために良い行いをしましょうというイメージなのですが、意外と短期でリターンを求めがちなのかもね。おもしろい。

 

タイでは、魚を川に放流して自由にしてあげるというタンブンがあるけれど、あれだって、魚にとってみたら捕まえられたり放たれたり、きっとまたどこかで捕まえられることもあるでしょうに、人間の都合であっちこっち連れて行かれて大変ではないか? けれど、それもまたおもしろいなと思います。

 

そういうわけで、美容師さんに聞いたおもしろタイ話を書き留めてみました。次は、私が感じたタイあるあるも、少し整理してから書いてみます。

 

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ちなみに、友人とのタイ観光は最高に楽しみました。後半、息子が発熱してお供できなかったのだけど、念願のタイフルーツパフェも食べられたし、大満足。


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これはびっくり。

タイでカトーン(フルーツ)を食べる予定がある方は、どうか気を付けてください。