今日のこと。

ほとんど今日のことではありません。

一万円選書に当選したよ

一万円選書というサービスをご存知だろうか。

北海道にある「いわた書店」という本屋さんがやっているサービスで、選書カルテを送ると、その内容をもとに約1万円分の本を選んで送ってくれるというもの。

 

このサービスはずっと前から知っていたものの、良いなと思いつつ、応募したことはなかった。ところが先日、店主である岩田徹さん著『一万円選書』という本を読んだことをきっかけに、なんと面白いサービスなのかと今さら気づき、応募したというわけです。

 

このところ、少し色々ありまして、なんだかなあ〜という気持ちでいたときに届いた当選メール。応募したことさえすっかり忘れていたのだけど、そうそう、確かに応募していたのです。

調べてみたら、今は年に一度しか募集をしていないらしい。しかも、今年は3,724通も応募があり、一発で当選した私は紛れもないラッキーガール(32歳)。

 

当選メールに添付されていた選書カルテに、今の暮らしやこれまでの生い立ち、悩みなんかをあれやこれやびっしり書き、いざ送信。

 

こうして、次のような選書リストが届きました。

  1. ただしい暮しなんてなかった。
  2. 配膳さんという仕事
  3. 子は親を救うために「心の病」になる
  4. 母ではなくて、親になる。
  5. ワイルド・ソウル
  6. さざなみのよる
  7. 酒場學校の日々
  8. 茗荷谷の猫
  9. 神さまたちの遊ぶ庭

 

これから読むのがワクワク。と言っても、本は実家に送ってもらったので、受け取るのは夏の一時帰国の時かしら。

ちなみに、大学の友人にこのリストを共有したところ、『ワイルド・ソウル』の著者である垣根涼介さんは同じ長崎県諫早市出身だと教えてくれた。しかも、出身高校まで一緒らしい!

岩田さん、そこまで考えてくださったのでしょうか。感激です!

 

まさか、自分が通った高校から小説家が輩出されていたとは。垣根さんの小説、他にもいろいろと読んでみようと思います。

 

まずは今ある積ん読の山を読み、夏に帰国したら一冊ずつ選書してもらった本を読もう。そして、次はそこから派生して気になった本を読むのです。

ああ、楽しい。

 

ああ、楽しい。

 

 

 

 

ホアヒンで語彙爆発!

息子が急に話し始めた。今までは、「ママ」「ナナ(バナナ)」「ワンワン」くらいだったのに、最近は「重い」「あっち」「カメ」「カエル」など、意思を伝えたり絵本に出てくるキャラクターを覚えたり、こんなに一気に話せるようになるものかと驚く。

 

先日読んだ『言葉をおぼえるしくみ』によると、こういう現象を「語彙爆発」というらしい。まさに、爆発! 近頃は "Hello." "Come on!" 果ては、"How do you do?" など、私が一度も使ったことのない言葉まで話し出したのでびっくり。

 

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先日、ホアヒンへ家族で旅行したときのこと。

 

息子が海を見て「うみ」と言うようになったので、今度は「波」を教えてあげようと、彼を抱えて腰ほどまで海に浸かった。

 

「これが波だよ」と、押しては寄せる波に身を委ね、波に揺られること約5分。良い勉強になっただろうとビーチへあがったところ、水着のポケットに入れていたホテルの部屋の鍵がない。海の中で揺られている間に、するりとどこかへ行ってしまったのだ。

 

ホテルに戻り、早速スペアキーを用意してもらう。どのくらい費用がかかるのかは、翌日のチェックアウトの時にならないとわからないらしい。その日の夕食は気もそぞろだった。

 

さて、翌日。会計を終えた夫が「鍵はいくらだったと思う?」と聞くので、「3,500バーツ(約14,000円)くらい?」と聞くと、「200バーツ(約800円)」と答えた。カードキーではないのに、ドアの鍵を交換することなく、どうやらスペアキーをつくるだけのよう。

こちらは費用が抑えられて良いのだが、次にこの部屋を使う人が、たまたま海で拾った鍵を使って誰かに開けられやしないかと心配になる。

 

朝食を腹一杯食べてふらんだ私のお腹を、息子がポンポンと叩きながら、「重い」と言った。「これは『重い』じゃなくて『大きい』だよ」と教える。そうして息子は、また一つ言葉を覚えたらしい。

 

果たして「波」は覚えたのだろうか。

息子に勉強させようと言いながら、200バーツの勉強代を払い、勉強したのは大人の方。海に入るときは、ポケットの中身を出さなければいけない。

 

何歳になっても、勉強は続く。

 

 

 

 

マレーシア旅行が最高だったよ

4月はタイの旧正月で、夫の仕事も連休がとれたので、家族でマレーシアへ行ってきた。

ちょうど3年前。旧正月の連休にマレーシアへ行こうと計画していたら、あれよあれよという間にコロナが拡がり断念せざるを得なかったので、念願のマレーシア旅行。

行き先を夫に任せたら、首都のクアラルンプールとリゾートのランカウイ島、それから街が世界遺産になっているペナン島を周遊する旅程を組んでくれた。バランスが良く、素晴らしい。

 

マレーシアはタイの隣に位置するが、文化は全く違うらしい。タイは仏教国で、マレーシアはイスラム教が多い国。今年の4月はちょうどラマダン(イスラム教の断食月間)で、どこも昼は空いていた。みんな家でゆっくり過ごしているのだろうか。反対に、夜になれば家族で美味しいご飯を囲み、楽しく過ごすのだろうかと想像する。カナダで出会ったムスリムのクラスメイトがそうだったから。

 

イスラム美術館の天井が綺麗だった

 

クアラルンプールの空港に到着し、宿泊するホテルへはタクシーで向かった。建物のデザインが洗練されていて、道路のつくりも分かりやすい。無理やり繋げました!!というようなタイの高速道路にすっかり慣れてしまったなあ。マレーシアなら私も運転できそうです。

 

クアラルンプールでは、観光名所であるツインタワーが部屋から見えるホテルに泊まった。左側は日本の企業が、右側は韓国の企業が施工したらしい。中に入っているのは、全て企業なのだそう。夜になるとライトアップされて綺麗だった。予算オーバーだったけど、ケチらずこの景色が見える部屋を選んで正解。

 

ペトロナスツインタワー

 

マレーシアで驚いたことは、本当に全ての食事が美味しかったこと。そして、みんなが英語を話せること。

 

タイ料理はあまり得意ではないので、東南アジアのご飯は自分に合わないのかなと思っていたが、マレーシアはご飯がいつでも美味しかった。歴史を紐解くと、貿易拠点であったこの国にイスラム商人がやってきて、その後、労働力としてインド人や中国人がやってきた。そういうわけで、マレーシアはマレー系、インド系、中華系の文化が共存しており、いろんな国の本格的なご飯が食べられるのだ。

 

この辺りの解説は、国立博物館の日本語ガイドボランティアの方に教えていただいた。マレーシア旅行の際には是非とも参加してほしい、必聴のガイドです。タイの国立博物館にも日本人のボランティアによるガイドがあって、本当におすすめ。博物館のガイドツアーは、私の中で旅のマストです。

 

その後、ランカウイ島にいる間に息子の2歳の誕生日を迎えたので、家族でささやかにお祝いをした。特にどこへ行くでもなく、ゆったりと過ごして良い時間でした。

 

夕焼けが綺麗なビーチで



ホテルからもお祝いしてもらったよ

 

そしてそして、最後のペナン島がとっても楽しかったので、いくつか写真を載せます。

 

ウォールアートがあちこちにあって、建物には味のある古さがあって、街全体がまるでUSJのようでした。どこを撮っても映える! そして、安定のご飯のおいしさ。コンパクトな街なので、自転車を借りてグイグイ走ったのも楽しかった。息子を前カゴに乗せて走っていると、いろんな人に「いいね!」と声をかけられたのも良い思い出です。

 

看板が漢字とローマ字なので安心する

プラナカンマンション可愛かった



ペナン島は至る所にカフェがあった

 

こんなところにもエリザベス女王



時計台、かわいい。



タウンホールも黄色でかわいい



インドの文化も堪能

 

マレーシア、タイより快適なのかもしれないなあと思いつつ、ペナン島のレストランで、タイから旅行に来ていたタイ人家族と話した後、夫と一緒に「久しぶりにタイ語聞くと、やっぱり落ち着くよね」と話していました。バンコクの空港に着いたら、ふたりとも「帰ってきたー!」という気分になって、やっぱり私たちはタイに住んでいるということも再認識した旅でした。住めば都とはまさに。

 

もう一回、バンコク国立博物館のガイドボランティアに参加してみよう。そうしよう。

 

 

 

マイペンライ健康診断

気づけば3年くらい健康診断を受けていなかったので、速攻で予約を入れ、サミティベート病院へ行ってきた。

 

日本で働いていたときは会社がやってくれていた諸々を、今は自分でやらないといけない。改めて会社ってありがたいなと思う。

 

サミティベート病院に着くと日本人ホスピタルに案内され、「次はあっちへ」「次はこっちへ」という指示通りに、院内をグルグルまわる。

 

事前にもらった書類に「寒さ対策のため、当日は防寒着をお持ちください」と書いてあったので薄手のカーディガンを持参したが、そんなのでは歯が立たないくらいに院内は冷え切っていた。

 

震えながらレントゲン室に通されると、「あら? ピーみさき?」と声をかけられ、気づけばそこにジャンプちゃんがいた。ジャンプちゃんというのはタイで初めてできたタイ人の友達で、彼女が就活していた頃に何気なく就職先としてサミティベート病院を勧めてみたら、本当に就職してしまったという秀才さん。思いがけず彼女が働く様子を見ることができて嬉しい。

 

ジャンプちゃんは、手際よくレントゲンを撮ってくれ、「スムージーでも飲みます?」と言って買いに行ってくれた。

 

院内のカフェとはいえ、仕事中にスタッフがスムージーを買いに行くのも、スムージーを飲みながら健康診断を受けるのも、なかなかタイらしいなと思う。ありがたく頂き、ガクガク震えながら飲んだ。

 

身体はさらに冷えたが、指示通りに昨晩から水分さえとっていなかったのでおいしい。

 

昨日は真夜中に突然停電し、クーラーが消えた。暑がりの夫はせっせとリビングから扇風機を持ってきてスイッチを入れるも作動せず(当たり前)、「あがったり!」と言い捨て、窓全開のリビングに寝に行った。

 

私はその一部始終を薄目で見ながら、以前も停電したときに扇風機をつけようとしていたことを思い出し、なぜ彼は扇風機は電気なしで動くと思い込み続けているのだろうと思った。

 

そうしているうちに電気は復旧したが、私も息子も汗だくで、それでも健康診断の規定どおりに私は水分をとらなかった。夫は「飲めばいいじゃん。俺、朝ごはんも食うよ」と言う。

 

基本的に私の方が夫よりもガサツで適当だが、こと健康診断においては別らしい。私は明日の朝は採尿できるだろうか、検便できるだろうかと気になりながら、しっかりルールを守るのだ。

 

思い返せば、学生の頃から検便がある日の前日はひどく緊張した。便秘は若い女子によくあることだ。これがカナダ留学であっという間に改善したのでびっくり。それだけでもカナダで過ごした1年には価値があったと思っている。

 

肝心の健診結果だが、経過観察が1点あり、それ以外は問題なしとのこと。夕方電話がかかってきて、「視力検査を忘れていました」というので、また行かなければいけない。マイペンライ。

 

帰りに久しぶりにフットマッサージに寄った。先にトイレに行っておこうと、奥のトイレを借りる。ドアの横にいくつもスイッチがあり、トイレの電気と思う1番手前のスイッチを押したところ、全く別の部屋の電気を消してしまったらしく、奥から女性のザワザワした声が聞こえ、慌てて謝った。よくあることなのだろう、スタッフたちは驚くこともなく、「トイレの電気はこっちよ」と笑顔で教えてくれた。

 

停電しかり、調整の効かない冷房しかり、この国の電気事情は、つくづく改善の余地があるなと思った。

 

電線もどうにかすべき

 

▼ジャンプちゃん、サミティベート就職の報告

www.kyonokoto.site

 

▼女子高生の便秘の悩み

www.kyonokoto.site

 

とんでもないコーヒー豆を買ってしまった

コーヒー豆がなくなりそうなので、最近見つけた近所のロースターに買いに行った。SAMADOOR COFFEEという店で、わかりづらい場所にあるのに結構人気みたい。

 

雨が降りそうなので、息子を連れてサッと買いに行ったのだが、豆にもいろんな種類があるので選べない。おすすめを4つ紹介してもらい、そのうちの「ピーチのフレーバーがする」という豆を200g購入した。

 

「じゃあ、これください」というと、「はい。620バーツです」と言われ、「ろ…ろ…ろっぴゃく????」と驚く。日本円で、2,300円くらいだろうか。いつもはもっと安い豆を買っているのでびっくり。

 

さらに、スタッフが「じゃあ、説明しますね」と言うので、「何を?」と思ったら、「私たちは新鮮さを大切にしているんです。これは、14日に焙煎した豆です。美味しく飲むためにも、4日以内に飲んでくださいね」と言われた。

 

今日が16日なので、「じゃあ、20日までということですか」と聞いたら、「いえ。14日から数えるので、17日です」と笑顔で言われたのだが、200gの豆を明日までに飲めるわけないじゃん。

 

そういうわけで、明日までがもっとも美味しく飲める期間なので、早速明日の朝にでも飲んでみよう。明後日以降は、普通に美味しい期間として、それはそれで楽しみにして飲もう。なんせ620バーツしたのだから。

 

カフェで見つけた猫の写真

店内と外を自由に出入りする猫ちゃん

 

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こんな日があっても良いのだろうか。

無性に甘いものが食べたくなり、フードパンダで注文したは良いものの、食べるタイミングを逃したドーナッツや菓子パンがキッチンの隅に並んでいる。さっきから、これを夫にバレずにどうやって消化していこうかということばかり考え、賞味期限などを考慮して、菓子パン2つを冷凍することにした。

 

なぜ甘いものが食べたくなったかというと、自分を甘やかそうと思ったからだ。今日はとことん甘やかすぞと決めた。

 

それで、今日の甘やかしスケジュールはこんな感じ。

 

まず、朝から息子を連れていつものカフェに行く。息子はちょうど寝たので、ゆっくり仕事をした。

 

ベビーカーの上で息子が目覚めたところで、近所にあるナーサリーの無料トライアルに行く。全く泣かずに、スタスタと園内に消えていった。

 

2時間の自由時間ができたので、フットマッサージへ行く。1時間300バーツ(1,000円ちょっと)。この辺りは価格設定がちょっと高いが、近いのでいつもここ。

 

息子を迎えに行き、帰ったらお手伝いさんが来て、掃除とアイロンがけをしてもらう。我が家は週に2回、お手伝いさんに来てもらっている(家賃に含まれている)。

 

その間に、息子に昼ごはんを食べさせ、自分はスーパーで買ったシュウマイを食べる。日系スーパーが近くにあるので便利。

 

お手伝いさんが帰るタイミングで、息子と一緒に散歩にデパートへ出かけ、美味しそうなパンを購入。

 

帰宅し、肉を焼いて、夫を待たずに食べる。息子にも食べさせる。
夫が仕事から帰ってきたら、息子を風呂に入れてもらう。

 

寝かしつけて、今。

 

ナーサリーのトライアルは、泣いて離れないのではと思っていたが、意外にもあっさり別れたので、嬉しいやら寂しいやら。預けられたら楽だけど、どうなることやら。夫に相談してみよう。

 

明日の朝は甘いドーナッツを2つ食べる予定なので、今から楽しみ!

 

明日がくるのがワクワクするって、久しぶりだ。

 

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カレン族という素敵な人たち

今日は朝から息子とドッグランに行き、ブラッシングされた毛がツヤツヤの、元気に走り回るワンちゃんたちを見てきた。1番小さいワンちゃんが近くまで来てくれたので、息子大喜び。

里帰り出産で帰省していた実家でもミニチュアシュナウザーを飼っていたのだが、なんせ老犬(当時18歳。今年天国へ!)だったので、全く動かない。

実家のシュナウザーも、ワンワン。ドッグランで走り回っているのも、ワンワン。息子の中で、「え…、全然違くない?」と混乱していないか不安。

午後は息子と一緒に、ソップモエアーツというカレン族がつくる雑貨のお店に行ってきた。カゴやバッグ、小物などをいろいろ見て、50センチのテーブルランナーを購入。680バーツ。ずっと欲しかったので、大満足。

そういえば、よく行くコーヒースタンドの店員さんは、ミャンマー出身で、カレン族だと言っていた。

それでカレン族について調べてみたら、

タイ北部・西部から、ミャンマー東部・南部にかけて居住する、カレン系言語を母語とする山地民の総称

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

とのこと。てっきりカレン族はタイの民族だと思っていたので、ミャンマーとの国境をまたいでいるとは知らなかった。

コーヒースタンドの店員さんは、メイさんという。ミャンマーに息子2人を残し、バンコクへ働きにきているらしい。私にとって、タイでできた初めての友達だ。